偏頭痛の薬について、薬の種類、飲み方、購入方法などを紹介します

偏頭痛の予防

偏頭痛は、拡張した血管が神経を刺激することで発症します。血管が拡張する原因はさまざまですが、生活習慣を改善することで偏頭痛が和らぐ場合があります。また、予防薬を飲むことで、慢性的な偏頭痛を抑えられるでしょう。ここでは、偏頭痛の予防薬や症状を和らげるための対策について解説します。

偏頭痛の予防薬

月に2回以上の発作がある場合、または急性期の治療薬を使用できない場合や、急性期に行う治療だけでは偏頭痛による生活への支障を解消できない場合に予防薬の使用が検討されます。詳しくは、「偏頭痛の処方薬:分類・成分」をご参照ください。

偏頭痛の予防薬は次のとおりです。

カルシウム拮抗薬

偏頭痛は血管の拡張によって引き起こされるので、あらかじめ血管を拡張させておくことで症状を緩和あるいは予防できると考えられます。血管を収縮させるためには、血管壁からカルシウムが血管内へと流入しなければなりません。カルシウム拮抗薬は、カルシウムの流入を阻害することで血管を拡張させる薬です。

偏頭痛に悩まされているのであれば、保険適用でカルシウム拮抗薬を処方してもらえます。

ベータ遮断薬

血管の拡張を招くβ2受容体を阻害することで、血管の拡張を抑えられると考えられています。β2受容体をブロックするプロプラノロールなどのβ遮断薬が偏頭痛の予防薬として適用できます。

漢方薬

身体が冷えると、体温を上げるために血管が拡張し、血流が増加します。それによって偏頭痛が起こる場合があるのです。漢方薬の呉茱萸湯(ごしゅゆとう)には、血行を促す働きがあるため、偏頭痛の予防に役立ちます。

生活習慣の改善

予防薬だけではなく、生活習慣を改善することも大切です。夜更かしなどで生活習慣が乱れると、ストレスが溜まります。ストレスは偏頭痛の要因となるため、ストレスを溜めないように心がけることが偏頭痛の予防に繋がるのです。

ストレス解消の方法には、趣味に没頭したり睡眠をとったりすることなどが挙げられます。日中に疲れないことで寝つきが悪くなり、睡眠不足になることがあるので、日中に運動をするなどして身体を疲れさせましょう。

また、日光をほとんど浴びることなく過ごしていたり、昼夜逆転の生活を続けていたりすることで、脳内のセロトニンが低下して偏頭痛が起こりやすくなるといわれています。自宅で仕事をしていて日光を浴びる機会がない場合は、起床後の軽いウォーキングを日課にするなど対策しましょう。

食生活の適正化

血糖値が下がりすぎると偏頭痛が起こるので、エネルギー不足を感じた場合はキャラメルやチョコレートなどで糖分を補給しましょう。また、偏頭痛の予防に役立つとされる食べ物を摂ることをおすすめします。詳しくは、「偏頭痛に効く食べ物と飲み物」をご参照ください。

頭痛の予防に役立つ食べ物
マグネシウムを含むバナナやアーモンド、ビタミンB2を含む牛乳やヨーグルト、オメガ3脂肪酸を含むサーモンやイワシなどが挙げられます。
頭痛を誘発する食べ物を避ける
血管の拡張を招くポリフェノールを含むチョコレートや赤ワイン、血管収縮の後の反動で血管が拡張するチラミンを含むチーズや玉ねぎ、血管を拡張させるグルタミン酸ナトリウムを含むカップ麺やスナック菓子などを避けましょう。

偏頭痛の予防に役立つ食べ物を摂りつつ、頭痛を誘発する食べ物を控えましょう。

睡眠の質の確保

睡眠時間が短かったり睡眠の質が悪かったりすることで、自律神経やホルモンバランスが乱れます。詳しいことは解明されていませんが、ホルモンバランスの乱れが偏頭痛に関連しているとされているので、睡眠を改善することが大切です。

ただし、睡眠時間が長すぎることも偏頭痛の要因になるとされているので、1日6~8時間程度に留めましょう。胃を温めることで眠りにつきやすくなるので、寝る前にホットミルクを飲むことをおすすめします。また、寝る前にパソコンやスマホの光を見ることで眠りにつきにくくなるので注意が必要です。

長時間のパソコン使用を避ける

長時間のパソコンの使用で目に疲労が蓄積されるとともに、同じ姿勢を続けることで血流が悪化します。これらの要因で頭痛が発生するので、パソコンの使用はできるだけ短時間に留めましょう。デスクワークなどでパソコンを長時間使わざるを得ない場合は、こまめに休憩することが大切です。

また、血行を促すために、休憩の際にストレッチをしましょう。肩の周りの筋肉をほぐすことで、肩こりや偏頭痛を和らげられる可能性があります。温湿布でコリを感じる筋肉を温めるのもおすすめです。日ごろから軽い運動をしておくことで、血行がよい状態が保たれやすくなるため、長時間パソコンを使用していても偏頭痛が起こりにくくなるかもしれません。

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