偏頭痛の薬について、薬の種類、飲み方、購入方法などを紹介します

頭痛薬の使用においての注意点

頭痛薬を服用する際には、薬物乱用頭痛や副作用、薬の併用、飲み合わせや食べ合わせなど様々なことに注意が必要です。ここでは、頭痛薬の使用における注意点についてまとめました。

薬物乱用頭痛

薬物乱用頭痛とは、薬の使い過ぎによって引き起こされる頭痛のことを指します。二次性頭痛に分類されています。
原因となる薬を服用する場合には、薬物乱用頭痛についてあらかじめ確認しておくことが大切です。

薬物乱用頭痛の原因

急性期の偏頭痛治療薬を毎日のように服用する生活を3ヶ月以上続けると、薬物乱用頭痛が現れる可能性があります。薬を服用しているため、頭痛が悪化するはずがないと思い込み、市販薬や処方薬をさらに多く服用してしまう傾向があります。市販薬や非ステロイド系抗炎症薬の使用が比較的容易であることも要因だと考えられています。

薬物乱用頭痛の診断基準

次の3つの条件を満たす場合に、薬物乱用頭痛と診断されます。

  • 1ヶ月に15日以上頭痛が起きている
  • 急性期治療薬、対照的頭痛治療薬をいずれか1種類以上服用する生活を3ヶ月以上続けている
  • 薬乱用頭痛の他に国際頭痛分類 第3版に準ずる診断がない

薬物乱用頭痛のタイプ

薬物乱用頭痛は、服用している薬によっていくつかのタイプに分類されています。

エルゴタミン乱用頭痛
エルゴタミンを1ヶ月に10以上服用する生活を3ヶ月以上続けている場合に起こる可能性があります。
トリプタン乱用頭痛
トリプタン製剤のうち1つ以上の薬を1ヶ月に10日以上服用する生活を3ヶ月以上続けている場合に起こる可能性があります。トリプタン製剤には、錠剤や口腔内速溶錠、自己注射など様々な剤形がありますが、どれを使用していても起こる可能性があります。
単純鎮痛薬乱用頭痛
1ヶ月に15日以上、単一の鎮痛薬を服用する生活を3ヶ月以上続けると起こる可能性があります。
オピオイド乱用頭痛
1ヶ月に10日以上、1種類以上のオピオイドを服用する生活を3ヶ月に日以上続けることで起こる可能性があります。
複合鎮痛薬乱用頭痛
1ヶ月に10日以上、1つ以上の複合鎮痛薬の服用を3ヶ月以上続けることで起こる可能性があります。

どの薬も、基本的に3ヶ月以上続けることが薬物乱用頭痛のリスクを高める要因となっています。1ヶ月の服用日数を把握しておき、3ヶ月以上服用を続けても一向に頭痛が治まらない場合は医師の診察を受けましょう。

薬物乱用頭痛の治療

薬物乱用頭痛の治療は、次の3本柱で行います。

  • 原因となる薬物の使用を中止する
  • 薬物を中止することによって起こる反跳頭痛を治療する
  • 予防薬を使用する

このような治療を行うためには、頭痛が起きた日や時間、薬物の使用日数を記録しておく必要があります。

頭痛薬の副作用

頭痛薬を服用するのであれば、あらかじめ副作用について確認しておきましょう。自分に最も適している薬を選ぶことが大切です。なお、薬の服用時の注意点や副作用などについては、添付文書に記載されています。添付文書を必ず読むことが大切です。

頭痛薬の一般的な副作用は胃腸症状などですが、肝臓や腎臓の機能が一時的に低下する場合もあります。なお、薬に含まれる成分によって副作用の程度が異なります。一般的に、高い効果の薬は副作用は重い傾向があります。

頭痛薬の投与は年齢・性別によって異なる

高齢者は副作用が現れやすいため、頭痛薬を使用する場合は十分に注意が必要です。また、子供に頭痛薬を使用するのであれば、アスピリンの成分が含まれていないものを選びましょう。詳しくは、10「特集:子供の頭痛薬」をご参照ください。

また、妊娠中の人が頭痛薬を使用する場合も注意が必要です。カロナールなどの頭痛薬は、新生児遷延性肺高血圧症など胎児になんらかの影響を及ぼす可能性があります。詳しくは、09「特集:女性の頭痛」をご参照ください。

他疾患を有する場合は要注意

アレルギー体質であったり、喘息を持っていたりする人が頭痛薬を使用すると、発疹が現れたり、喘息発作を誘発したりする場合があります。このような問題は、ロキソニンの服用時に起こる可能性があります。

頭痛薬の併用

頭痛薬を数種類同時に服用すると、副作用が現れる可能性があります。また、頭痛薬として使用されているACE阻害薬やARBなどの降圧剤、チアジド系薬などの利尿薬は、他の頭痛薬の影響を受けて作用が低下することがあります。

頭痛薬の飲み合わせ・食べ合わせ

多量のアルコールの摂取は、胃腸や肝臓に関する副作用を出やすくするため、頭痛薬の服用中は飲酒を控えましょう。また、アセトアミノフェンとアルコールを同時に大量摂取すると、死亡する可能性があります。飲酒した後は、6時間の間隔を空けてから薬を飲みましょう。

まとめ

頭痛薬の乱用は、薬物乱用頭痛のリスクを高めます。また、複数の頭痛薬を併用することで、副作用が出やすくなる可能性があります。このように、様々な注意点があるので、医師の指示に従って服用しましょう。

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