偏頭痛の薬について、薬の種類、飲み方、購入方法などを紹介します

頭痛の種類とそれぞれの原因・誘因

頭痛には、一次性頭痛や二次性頭痛などの種類があり、それぞれさらに細かく分類されています。ここでは、それぞれの頭痛の特徴や原因などについて解説します。

一次性頭痛

一次性頭痛は機能性頭痛とも呼ばれ、片頭痛や緊張型頭痛など、明らかな原因がない頭痛のことを指します。

偏頭痛・片頭痛(Migraine)

片頭痛は、男性よりも女性にみられることが多く、脈拍に合わせてズキズキと痛むことが特徴です。また、頭の片側だけが痛むことが多く、痛みのピーク時には吐き気をともなうことがあります。痛みがあるときに身体を動かすと、痛みが強くなる傾向があります。また、片頭痛の前兆として、目がチカチカとしたり、視野が欠けたりするといった目の症状や、肩こり、首筋の張り、生あくびなどが出ることがあります。片頭痛は遺伝性が強いため、家族にも片頭痛に悩む人がいることがあります。

血管が拡張することで周りの神経が刺激され痛みが発生します。血管が拡張する原因は解明されていませんが、次のようなことが誘因となると考えられています。

  • 生活習慣の乱れ(睡眠不足など)
  • 緊張状態から解放されたとき
  • 人ごみや雑踏
  • 熱い湯船につかる
  • サウナ
  • 女性ホルモンによる影響(月経などを機会に起こることがあります)
  • アルコールの摂取など特定の食事
  • 過度の睡眠などによる過度なリラックス

これらは、全て自律神経のバランスを乱す原因になります。自律神経は血管の収縮と拡張に関係しているため、自律神経が乱れると頭痛が引き起こされる可能性があるのです。

緊張型頭痛(Tension headache)

緊張型頭痛は、頭や首周りの筋肉がこったり緊張したりすることで起こると考えられています。頭を締め付けるような痛みや圧迫感、重苦しくなるといった症状が現れます。後頭部から頭の両側にかけて痛くなることが特徴です。これらの症状は、いつの間にか始まり、慢性化します。また、首や肩のこり、目の痛みなどをともなうこともあります。

筋肉の緊張が原因であるため、次のようなことが誘因となって緊張型頭痛が起こると考えられています。

  • 普段から姿勢が悪い
  • 骨格や体型が歪んでいる
  • 首や肩のこりや緊張
  • 眼精疲労や不正噛合(噛み合わせが悪い)
  • ストレス
  • 精神的な緊張

以上のことから、片頭痛は身体の中、緊張性頭痛は身体の外側にある部分に原因があるといえます。

群発頭痛(Cluster headache)

女性よりも男性に多くみられる頭痛で、慢性頭痛の中で最も強い痛みが現れます。ズキズキとした痛みに襲われ、あまりの強烈な痛みによりのたうち回ることもあるほどです。毎回、決まった部位に痛みが現れることが特徴で、片頭痛と同じく片側に症状が現れます。中でも、目の奥に痛みを感じることが多いです。その際には、目の奥をえぐられるような感覚があります。

持続時間は1~2時間で、一定期間毎日のように決まった時間に症状が現れます。頭痛だけではなく、目の充血や鼻水、涙目などの症状が現れることもあります。これらは、自律神経になんらかの影響が及ぶことにより起こる症状です。また、頭痛などの症状が現れる直前に、目がかすんだり首が張ったりすることもあります。

原因は解明されていませんが、こめかみの血管が拡張することで起こるものといわれています。また、自律神経症状が現れることから、自律神経から異常なシグナルが発せられることで症状が現れるという説もあります。アルコールやニトログリセリンの摂取で群発頭痛が誘発されることもあります。

二次性頭痛

二次性頭痛は、明らかな原因がある頭痛のことで、症候性頭痛や薬物乱用頭痛などがあります。

症候性頭痛

症候性頭痛は、外傷や血管障害、感染症、炎症などの原因で起こります。具体的に、次のような原因で起こります。

頭部外傷
頭部外傷による頭痛
頭頸部血管障害
脳出血やくも膜下出血、髄膜炎、硬膜動静脈瘤など
非血管性頭蓋内疾患
脳脊髄液圧の上昇や低下、非感染性炎症性疾患、サルコイドーシスなど
感染症
脳炎や嚢腫用、インフルエンザ感染症、風邪など
恒常性障害
低酸素血症、低血糖、月経、経口避妊薬、妊娠など
頭部や顔のパーツなどに起こる問題
副鼻腔炎、中耳炎、緑内障、歯髄炎、変形性頚椎症など
精神疾患
うつ病、不眠症など

一言でいうと、症候性頭痛は身体に問題が発生したときに現れる頭痛です。

物質またはその離脱に伴う頭痛

食品の摂取や薬物の使用、香水など身体の表面に触れたり摂取したりした物質の影響で頭痛が起こることがあります。

薬物乱用頭痛
片頭痛の治療として、鎮痛薬やエルゴタミン製剤、トリプランなどを過剰に使用すると、頭痛が起こる頻度が増加し、毎日のように症状が現れるようになることがあります。これを薬物乱用頭痛といいます。詳しくは07「頭痛薬の使用においての注意点」をご参照ください。
食品
赤ワインやチーズ、チョコレートなどに含まれるチラミン、グルタミン酸、亜硝酸塩などは頭痛を誘発させるといわれています。また、アイスクリームの食べ過ぎにより体温が低下しそうになり、体温を維持しようと血流が増加することで血管が拡張し、頭痛が起こることもあります。
職業的毒素
職業柄、一酸化炭素や鉛、硝酸塩に触れることが多いと、頭痛が起こりやすいといわれています。
他の誘因
強い光を浴びたり、香水を使用したりしても頭痛が起こる場合があります。また、ステロイド剤を使用した場合や、エルゴタミン製剤の使用をやめたことによる離脱症状として頭痛が現れることもあります。空腹時にも頭痛が起こることがあるため、その場で原因を特定することは困難です。

物質の使用や摂取、物質の使用や摂取からの離脱による頭痛が起こった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

二日酔いの頭痛

前日にアルコールを飲み過ぎると、頭痛が起こる場合があります。これを、一般的に二日酔いといいます。なぜ、二日酔いが起こるのかみていきましょう。

アセトアルデヒドの影響
アルコールを過剰摂取すると、体内でアルコールを十分に代謝でき無くなる場合があります。その結果、アルコールが代謝されるまでの過程で作られるアセトアルデヒドが増加します。アセトアルデヒドは脳へと到達すると、それを中和することを目的として酸素を多く取り入れるために血管を拡張させます。それにともない、血管の周囲の神経が圧迫されて頭痛が起こるのです。
脳の髄液圧低下
脳は、頭蓋骨の中にある髄液に浮かんでいます。アルコールを摂取すると、高い浸透圧によって体内の水分が失われます。浸透圧とは、半透膜を隔てて濃度が異なる液体が存在している場合において、濃度を均一にしようと濃度が低い方から高い方へと液体が移動する現象です。
この浸透圧によって体内の水分が失われる際に、髄液中の水分までも失われ、低圧状態になることがあるのです。それにより、脳の周りの神経や筋肉が刺激され、頭痛が引き起こされるといわれています。これを、低髄液圧症候群といいます。

まとめ

頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があります。それぞれ、細かく分類されているので、慢性的な頭痛に悩まされているのであれば確認しておくことをおすすめします。

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