偏頭痛の薬について、薬の種類、飲み方、購入方法などを紹介します

激しい頭痛を解消したい!まずは偏頭痛と群発頭痛を知る

激しい頭痛が起きた場合、偏頭痛か群発頭痛が疑われます。激しい頭痛の対処法はさまざまですが、まずは偏頭痛によるものなのか、群発頭痛によるものなのか特定することが先決です。ここでは、種類に合わせた激しい頭痛の対策と予防法について解説します。

激しい頭痛は群発頭痛の場合が多い?

激しい頭痛が起きた場合、痛みの強さや症状が現れる時期、症状の持続時間などから偏頭痛と群発頭痛を区別できます。群発頭痛は、偏頭痛と同じく血管に原因があると考えられています。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  偏頭痛 群発頭痛
痛み方 ズキズキと脈打つような痛み えぐられるような激しい痛み
痛みの強さ 強い痛み(中等度~重度) 激しい痛み(重度~きわめて重度)
痛む場所 こめかみや目の奥 眼窩部、眼窩上部、側頭部のいずれか一つ以上の部位
一緒に現れる症状  光や音に過敏になる、吐き気  目が赤くなる、涙、鼻水、鼻づまり、発汗
前兆 目がチカチカする 特になし
痛みの変化 動くと痛みが増す 動くと痛みが和らぐことがある
症状の持続時間 4時間~72時間 15分~3時間
頻度 不定期にときどき起こる 群発的に起こる
周期 週2回~月1回 症状が現れると1~2カ月毎日症状が続く
症状が現れやすい時間帯 早朝 夜中や明け方
症状が現れやすい時期 季節による差はみられず決まった時期に起こる 春と秋に多く夏には起こりにくい
男女差 男性2:女性8 男性8:女性2

基本的に、転げまわるような強い痛みをともなう場合は、群発頭痛の可能性が高いとされています。また、毎日のように症状が現れる場合も群発頭痛が強く疑われます。痛む場所は偏頭痛と群発頭痛で共通しているため、それだけでは判断は難しいが、複数の部位が痛む場合は群発頭痛の可能性が多いと考えられます。症状が現れる20~30分前に目がチカチカする場合は、偏頭痛が疑われます。

つまり、突発的に激しい痛みが1日15分~3時間現れ、それが毎日のように続く場合は群発頭痛、目がチカチカしてからズキズキとした頭痛が週2回~月1回程度の頻度で起こる場合は偏頭痛の可能性が高いということになります。

詳しくは、「頭痛のメカニズム・仕組み」をご参照ください。

激しい 頭痛の対策・予防法

偏頭痛と群発頭痛の対策には、共通している点があります。これは、どちらも血管の機能異常が原因であるためです。共通している対策・予防法、異なる対策・予防法について解説します。

共通する対策・予防法

偏頭痛と群発頭痛の両方の対策として用いられるのがスマトリプタンです。スマトリプタンには、血管を収縮させる働きがあるため、偏頭痛と群発頭痛の両方に効果が期待できます。

群発頭痛に対して注射剤型のスマトリプタンを使用すれば、ほとんどの症例において症状が15分以内に収まるとされています。この場合、スマトリプタン6mgを皮下投与するのですが、副作用が少ないうえに長期間投与し続けても効果が減退しにくいという特徴があります。詳しくは、「偏頭痛の処方薬:分類・成分」をご参照ください。

偏頭痛に対しては、スマトリプタンを含むイミグランを使用します。痛みだけではなく、光や音に対して過敏になる症状や吐き気、嘔吐など偏頭痛にともなう多くの症状を抑えられることがメリットです。

詳しくは、「特集:偏頭痛の薬ーーイミグラン」をご参照ください。

予防薬としては、脳の血管を拡張させるカルシウム拮抗薬を使用します。脳の血管が拡張することで頭痛が起こるため、あらかじめ血管を拡張させることで、偏頭痛と群発頭痛を予防できると考えられているのです。

カルシウム拮抗薬のうち、ベラパミルによる予防効果が認められていますが、心伝導遅延という作用によって心不全や徐脈などの合併の心配があります。

薬を使わずにできる予防には、血管を拡張させる作用を持つアルコールの摂取を控えることが挙げられます。逆に、アルコールの摂取は偏頭痛と群発頭痛の要因になります。詳しくは、「偏頭痛の予防」をご参照ください。

また、アルコールの摂取を控えることは、群発頭痛の予防に特に有効とされています。群発頭痛が起こりやすい時期を把握して、期間中にアルコールの摂取を控えましょう。また、タバコに含まれる有害物質も群発頭痛の発症要因になるので控えてください。

その他の対策・予防法

群発頭痛に対しては、酸素吸入療法を適用します。これは、頭痛の症状が現れたときに酸素マスクを装着し、1分あたり10Lもの酸素を10分以上吸う治療法で、頭痛を和らげられる可能性があります。

また、普段からできる頭痛対策として、食生活の適正化が挙げられます。血管を収縮させるカフェインを含むコーヒーがおすすめです。頭痛が起きたときに飲むか、普段から1日1杯程度飲むようにしましょう。

また、偏頭痛の発作が起きているときには、血管の緊張を調節する神経伝達物質のセロトニンが減少している傾向があるので、セロトニン不足の解消に繋がるナッツ類を積極的に摂ることをおすすめします。

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